スーパーで働いてみて感じた、臼杵市の「まち」と「ひと」と「おにく」【大分県臼杵市】

えんどうさんちです。今回は番外編です。
2014年12月31日付けでスーパーのパート勤務をやめたので、今回は臼杵のスーパーで働いてみて、わかったこと・得た事を書いてみようと思います。[st_af id=”54997″]

まずは軽く「わたくしごと」。

わたしは、元々の福岡の方でシステムエンジニアを8年、臼杵に帰ってきて農家を2年弱、そして2年半くらいお肉屋さんで働いていました。

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現職はフリーのWebエンジニア+主夫です。

どんな仕事をしていたの?

農業をしていて食べていけなくて嫁さんに「くぉら、いてまうぞ!」と言わないまでも激怒されたので、スーパーのお肉屋さんのパート勤務をしました。実質2年半くらいパートで働いていました。最初は両方していましたが、人には言えない…があってお肉屋さんのみで働いていました(+フリーのWEBエンジニア業)。

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※農業は「判断するのに3年、どうにかで5年、安定するのに10年かかる」ということをやっていく中でわかり、その「覚悟」がなかったのが私の反省点でした。だから周りを敵に回してしまった形で、自分と嫁と子供のためだけに一度全部をリセットしました。後悔しているかどうかは、正直まだわかりません。(また「えんどうさんち」はその頃は今とは違う農業ブログでした。)

「うすき」って多民族!?個性あふれる臼杵の人達。

もともと臼杵の人は「赤猫」と言われるくらいで、「質素倹約」という部分も持ってるので内気な方が多いのですが、私が入ったとこはそうではありませんでした。
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おばちゃん達も元気がよくて、もう全てに負けそうになります。
ここでわかったのは狭い臼杵市のなかでも、地域によって気質が違うという事
これは臼杵市には「海」と「山」があるからじゃないかな?と思ったりします。
「海」側の人と、「山」側の人で全然雰囲気も違います。うすきって多民族?

※赤猫と市民性についてはこちらをご覧ください。
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この記事のイラストは・・・「ほっとさん」を描いたあの人です。

せまい臼杵市にスーパーが沢山あるのは異常?

働いていると嫌でも「競合店」の話をします。で、そこから見えたのは「臼杵市」にはスーパーが沢山あるという事。臼杵市(野津は考えずに)には、8件のスーパーと、ドラッグストアも3件くらいありまだまだ増えてます。

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やっぱり、商品の定価はお店ごとに違う。

コレだけ臼杵にスーパーがあると、「相場」というものあります。でも、もっとよく調べてみると生鮮品は「定価」が違ったりするものもあります。広告しか見ていない人は、広告品の価格だけじゃなく、生鮮品の「定価」を調べてみる事をお勧めします。

値段もちがうけど、質もちがう?

また、スーパーはお店毎に、国産?外国産?大分県産?など扱ってるものが違ってきます。

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これが臼杵にスーパーが多い理由のひとつかもしれませんが、お店毎に特徴がありやっぱり違うので「価格」「品質」をみて自分で納得できるスーパーを選ぶ事も必要になるようです。ちなみに働いていたお店は「地産地消」が売りでした。

※臼杵はスーパーが多いので迷いますね。

味付けのお肉は大丈夫?厳しいトレーサビリティの意味

スーパーで働く前は、手抜きとお手頃価格で「味付け肉」とかを買っていましたが、このお肉、実は賞味期限が近くて古くなったお肉を味付けにしていたりするお店もあるみたいです(どこかわかりませんが)。

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私の勤めていたところは、厳しい(厳しすぎる?)トレーサビリティのおかげで、味付け肉と普通のお肉の品質は同じものになっていましたが、これは「主夫」として、スーパーで買い物するとき気をつけて見ないといけないなぁと思いました。

お肉屋さんになって得た事

実際、お肉屋さんで働いて経験で得たことを箇条書きしてみました。技術的なこともありますが、それよりも精神的な事の方が大きいかも。

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  • 商品を見る目・おいしいお肉の見分け方
  • 鳥肉の調理の仕方(流石にまるごとは無理だけど)
  • スライサーの使い方・牛の焼き肉の切り方
  • 対面販売・店内でのお客さん達との対話の仕方
  • おばちゃん達との会話をする精神力(図太さ)
  • おじちゃん達の喧嘩言葉に耐えうる精神力(まだちょっと怖い)
  • 井戸端会議による情報収集能力。
  • 仕事は技術より「段取り」が命ということ。
  • いいかげん(良い加減)

お肉屋さんになって失った事

実は、無くしたこともあるんです。
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  • ファミレスでランチとかのステーキが食べれなくなった
    おいしい肉の味や食感を覚えた…ハンバーグしか食べれない(泣)。
  • お金の価値観
    やはりスーパーのパート勤務の時給だと厳しい。
    それと、本当にしたい目的のための「お金」が見えなくなりそうになる。

もう少し若いうちに経験しておけば良かったと思いました。でも逆に社会を知っているからわかることもあったなとおもいます。

仕事について、「やっぱり職が少ない」という病気

これは、ある一定層、情報網が少ない(固まった?)おばちゃんたちとよく話していたことです。まず「臼杵は時給が低く、仕事が少ない」。ある種、「定説」がごとく言われ浸透しています。th_5bf9fa3c6fb827007ae51917cb915466_m

実際、時給は幅が広いのでなんとも言えません。職は、臼杵はガテン系・介護福祉系などはありますが、職種が少ないのは事実かもしれません。今の所、近隣の大分方面で仕事を探すほうが待遇が良いという声もよく聞きます。

臼杵で働く場合、「何を目的にココで生きるか?」が問われます。

※ただ、まだ私の知らない部分も多々あると思うので、ここら辺の情報をまとめてくれる人がいると本当に助かる人が多いです。「若い人」達に「正しい情報」を伝えて欲しいです。

※ある意味パートのおばちゃん達と話ができたのは、農家の人とはまた違う「感覚」をおしえてもらいました。臼杵=農家ではない。

うすきの人達はクセがあるけど、とてもあたたかい。

多分地方にありがちな情報、単に「地元の人は暖かい」とは私は言いません。やはりそれなりに「クセ」があると思います。

それでも、そのなかに優しさや厳しさ、またそれぞれこの地で生きているんだなという生活感、価値観。それが感じられる「生きている町」が臼杵なんだと思います。

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私も、私の家族もまだまだこれからです。
「えんどうさんち」並びに、運営している「アルパカ@ラボ」をこれからもよろしくお願いします。

※今回の記事はあくまで「個人的」な見解です。実際はもっと働きやすい!他にもいろいろある!というのはあるとおもいますが、そのような意見、是非是非お待ちしております。